学生諸君が花火を始めて盛り上がり初めたのを機に
大人グループが聞こえないように呟いた。
「別にいいんだけどさ」
「狭いよね。バイク乗りなのに。」
ああ、どうやら自分の感性は間違っていなかったようだ。

集会では車買取の定番だが、ちょっと抜けてバイクでひと回りするというのを
学生諸君がやり始めた。花火は終わったらしい。
ただ、遊び終わった花火のガラは、そのまま置き去りになっていた。
集会の鉄則は「ゴミは持ち帰る」というのが当時の常識だった。
残った大人グループは、誰からともなく雑談を続けながら
そのガラを拾い集めはじめた。
ちょうど公園をゆるい風に吹かれて転がっていたコンビニ袋を見つけ、
その中にガラをまとめて、学生スポットに置いておいた。

それから15分くらい大人グループのなかで喋っていると、
ようやく学生グループが帰ってきた。